15歳

ふい〜今日の仕事も一段落しました。

最近は、忙しくて(嘘)ニュースとか新聞とか全く読んでいなかったんです。偶々、ニュースを見ていたんですが、東京都板橋区の社員寮で殺人が起こったみたいですね。
犯人は、死んだ夫婦の長男で15歳の少年みたいなんですよ。
これが凄いんですよ。
別に、親を殺したから凄いとか言っているんではなくて、その細工って言うのかトリックって言うのか解らないんですがそれが凄い。
まず、両親を殺害してから台所にエンジンオイルをまいた。部屋にはタイマー付きの電熱器が設置されており、ガス栓は少しずつガスが漏れるようにテープで止めて半開きの状態にしていた。タイマーは約4時間後にスイッチが入るように設定。
で、4時間後にはドッカンですよ。
15歳の少年が考えるとは思えないほど、よく考えてますよ。
それに比べて自分は…。

自分が15歳の頃は中学と高校でだいぶ違うんですが、中学の頃は酷かった。
自分は中学のころ塾に行ってたんですね。この塾がまた小さい塾なんですよ。生徒数は一回で二十人が位が限度。しかも、生徒数が少ないから小六から中三まで一緒に勉強。必然的に独自のレベルに合わせたテキストを与えられただひたすら解いていくっという授業風景になったわけです。ここの塾には部屋が二つあり一方が受験グループ、もう一方がその他に分類されていて教師は一人比較的人数の多いその他グループに常に先生がいってました。自分はその時中三だったので受験グループの方に入れられました。
そもそもそれが間違いでした。悪戯好きの自分は、常に遊ぶ機会を探していたのでこの分配は戦線の重大な過失に違いありませんでした。先生がいなくなれば遊び放題です。
例えば、前にも書きましたがギャザって言うカードゲームやっていたり、その頃はハイパーヨーヨーが流行っていたので負け時とやっていたり、もう授業どころじゃないんですよ。
もちろん、たまに担任が来ましたから片っ端から没収、帰宅時に返却っというのが流れでした。
流石に、遊び道具を全部没収されたら勉強するしかない空気なんですよ。
だから、仕方なく勉強しました。
所が、何所で知ったか忘れましたが電気のコンセントにシャーペンの芯を左右に一本ずつ入れてその上にもう一本のシャーペンの芯を上から落とすっという遊びを始めました。
これが、地味に面白いんですよ。上から落とした芯はコンセントに入れてある芯の上に落ちるとバチっと一瞬火花が出て芯が折れるんですよ。たったそれだけ何ですが、普段、危ないと言われているコンセントで遊ぶあの背徳感あの頃はよかった。
それが、塾内で広がって毎日隠れてやるようになったんですね。でも、やっぱり最初は楽しかったんですが繰り返すと慣れてきちゃってもっともっとみたいに自分がなちゃったんですよ。
そこで考え出されたのが安全ピン。もう確実にお馬鹿です。
シャーペンの芯でやった事を安全ピンでやっちゃたんですよ。
みんなの興奮を背負いながら安全ピンを落としてみたんですが、なんとバッチっとはいったんですがシャーペンの芯のように折れてくれずずっとくっついたまま。そのうち安全ピンのプラスチックのところが溶けてきた異臭騒ぎ。それでもへこたれず見ていたら。プラスチックの所が溶けたおかげでバランスが崩れ絨毯の上にポトっと落ちてくれた。急いでかたずけ用と手を出そうとした瞬間、絨毯が溶けていく。焦げた臭いを出しながら、焦りまくり。誰か気転をきかせたのか窓を全開にしあまり意味は無いだろと思われるが換気扇を回しました。すると、さっきまで立ち込めていた異臭がみるみる消えていく気がした。一致団結するということを覚えた瞬間だった。まあ実際は実行犯が自分というだけで皆が皆共犯者であることには全く変わりはない。無かった事にしようっと言う思いがアイコンタクトで通じ合い、部屋の皆を動かしたのだろうと確信している。
結局は先生にはバレずにすみよかったのだが、絨毯を溶かしながら沈んだ安全ピンはついに回収できなかった。結局はその日以来ほとんど塾をサボった自分は事の顛末をしらない。

結果
上の15歳と自分の15歳とは、方向性が全く違いますが自分よりは悩み考えていたと思います。そこの部分はとても凄いと思いました。