台風と枕
台風は昨日なのｗ
何者でもなかったのは台風なのｗ
（この書き方はやっぱりわかりづらい。）
昨日は台風でした。
台風以外の何者でもなかった。
まさに台風。
「地震、雷、火事、おやじ」のおやじって実は台風のことだったり、ガイアの息子である魔神テュポンが台風の語源だったり、サイクロンやハリケーンが実は台風と同種の存在だったり、日本では昔台風のことを野分（のわき）と呼んでいたり色々ありますが、その台風のせいで枕が濡れました。
別に台風のせいで、僕の儚い恋が無残に粉砕され「神のバカヤロウ。この人でなしが！……でも、僕はまだ神の存在だけは信じている。」などと、どこかの海外ドラマの台詞をほざきながら、心の中では後悔と自責の念に捕らわれ、着替えもせずスーツ姿のまま、顔を枕で埋め、「これは心の汗、もしくは氷泪石だ。」っと誤魔化しつつも瞳から溢れ出る宝石を止める術も知らず、ただただ流れる時間をありのまま受け止めていた…なんてことはこれっぽっちありません。
昨日は台風のため早期退社が、半強制的に義務付けられ月末アップアップしている僕にとってまさに死刑宣告と同等の意味を持っていました。
仕方なく、家にエクセルデータファイルをメールで送信し、必要な書類を自宅に持っていきました。
で、家に午後７時前と言う奇跡的な時間帯に帰れ、先の不幸も理解できていたのに妙に嬉しかったです。
ご飯、風呂と全てをこなし仕事を始めたのが午後９時。
パソコンがフリーズと再起動の嵐で、まともに仕事になりません。最適化をして、不必要のデータを鬼畜のようにけしていったお陰で、パソコンが復旧。
時間は午前０時。
仕事が終わったのが、午前４時。っと、ハードスケジュールで動いていました。
仕事が終わった時点で寝ようか起きてようか迷っていたのですが流石に体が持たないと思い寝ることにしました。
汚い部屋を片付け、何とか寝るスペースを確保。
しかし、ここで枕が無い事が発覚。
別に枕が無くても寝れますし、普段は枕を全く使いません。
しかし、今日は枕を使って寝る気分だったのでどうしても枕が欲しい。
午前四時だと言うのに上へ下への大捜索です。
しかし、全く見つからない。一、二、三階探せる場所は全て探したのに見つからない。
これは一体どうした事か。
もしかして、枕など最初から存在していなかったのか。
はたまた、誰かが寝室に持っていって使っているのか。
もしかし、僕が食べてしまったのか？。
などと、寝不足のため頭の狂ったような事ばかり考えていました。
「もう、面倒だし明日も仕事だから枕無しでもいいか。」などと普通に諦めかけ視線を窓に向けた瞬間、ＶＩＶＩＤ枕の行方を思い出しました。
今から、３日ほど前に部屋の電気カーペットをいい加減片付けた時の事です。
そのカーペットに虫がいたら嫌なので外に干し、ついでだから掃除機もかけようと思い布団も全部外に出しました。確かその時枕も外に出していたような気がします。しかも、電気代の事を考えエアコンのフィルターもちゃんと洗いました。そしたらクーラーの効きが格段にアップした。
まあ、そんなことはどうでもいいです。
確かに、それ以降枕を見た覚えがありません。いや、ボケているので忘れてるだけかもしれませんけどｗ
でも、もし自分を信じると言う大博打にでるとするならば、枕は今屋外にある可能性が大。
しかし、外は勢いが弱まってはいるが台風のど真ん中。雨や風がワルツを踊っています。
これは、枕さまのご臨終の可能性がかなりの割合をしめています。
うだうだ考えていても仕方ありません。こうなったら実行あるのみ。
矢でも鉄砲でももってきやがれっと心の奥底で思いつつ、恐る恐る窓を開け外を確かめました。
上下、右左、前後と人知を超えた首の動きをして捜索。
……えっと、なんか、ベランダの端っこのほうに枕らしき物体がありました。
おっかなビックリ、つまみあげてみると、絶対に枕でした。
目をそらしもう一度見たら、10中8,9枕でした。
もう一度確認すると、半々の確率で枕でした。
見るたびに自信なくなるほど無残にった枕でした。
まあ、枕と言うか濡れ枕です。
むしろ、びしょ濡れボロ枕。
僕的のは美女濡れ枕の方が好みです。
そんな事はいいとして、カナリヤバイ。
ポタポタと水がたれるのではなく、水道の蛇口からでる水のように途切れを知らず水が落ちる落ちる。
しかも、クソ濡れてる、クソ重たい、クソぬるい、クソ濡れてる。２回濡れてるって言うほど濡れてる。
もしこのまま枕を部屋に入れたら、確実に部屋が濡れるし、その前にこの枕では僕は寝れない。てか、めんどくさい、もう眠たい。
との事で、びしょ濡れ枕をそのまま雨風が吹き荒れるベランダに放置しました。
これは仕方無い事です。しょうがない。僕は悪くない。
きっと、後一週間も放置すればかわくでしょう。
それまで、記憶を封印します。
で、結局寝たのが午前５時。
起きたのが午前６時半。
家出たのが午前７時。
マジ、意味わかんない〜。
