ダラダラと…。

先日、阿刀田 高の本「殺し文句の研究」を買った。
恩田陸の新書「エンドゲーム」を買うついでに、何となく目についたからつい買ってしまった。

買った場所は、職場の一階にある本屋で、時間はお昼休むだった為、ハードカバーである「エンドゲーム」を後回しにして「殺し文句」を先に読んでみた。

この本は、小説では無く雑文集のようなもの気軽にサクサクよめる。
最近、このような物も好きになり何冊か読んだ。
雑文集は、10中8、9くだらないが、そこそこ面白い。僕は好みだ。
見様によっては、ブログを読んでいるようなそんな感じもする。

読んでいた気がついたのだが、殆どの雑文集には、かならずと言ってよいほど決った事についてかかれている。
それは、酒・タバコ・旅行・食事である。
それに、時事、季節、思い出、友人、異性、作家としての自分、などを入れたら9割方該当してしまう。

その中でも、特に酒が多い。
やはり書きやすいものなのか、雑文集に今まで読んだ中では100%出てきた。
酒は好きである、嫌いであるとか、この銘柄は好きであるとか、最近のブームはとか、365日中360日は飲んでいるとか、酷いものなどどこどこの地酒は不味いとか、そんなことばかり書いてある。

なので、面白みの無い全く無い昨今の日常から、目をそらして酒に焦点をあててみよと思う。

酒は、人類の友と言われる。それほど古くから人は酒を飲んでいたようだ。
紀元前7000年前にはもう飲まれていた言うのだから驚きだ。

しかしその酒であるが、日本人はお酒に弱いと言うことをしった。
もちろん、飲める人は飲める。
僕が言っている弱いと言うのは、統計的にアルコールに弱い体質の人が多いと言うことだ。
その実、約44%の人がアルコールの分解する酵素の働きが鈍いとの事だ。その内の4%の人はアルコールを分解する酵素が無いと言う。


中国も日本についで、アルコールが弱いようだ。
ついで、韓国や南アジアなども弱い人が多く、どうやらモンゴロイド(蒙古系人種)は総じてアルコールは弱いようだ。

それとは別に、ヨーロッパを見てみると、なんとアルコールに弱い人は0%と言う結果になった。
さらに、南下して、トルコ・エジプト・ケニアも0%だと言う。
まさか。本当に一人も居ないとは言わないが統計した時にいなかったと言う事は、いたとしても本当にごく少数なのだ。


うんたらくんたら言っているが、もちろん僕も酒にはかなり弱い。
なんせ、ビール中ジョッキ一杯でサルのように顔が真っ赤になる。
昔からそれは変わりはしないが、やはり今は前ほど飲めなくなった。
しかし、前に比べて吐かなくなった。

前は、飲む度吐いていた。
吐いて飲む吐いて飲むの繰り返しだ。
もちろん、誰も好き好んでそんなきつい事していたわけでなく、可愛らしい事だが飲み会の場を盛り下げ無いようにと考えてたからだ。
その頃はまだ学生だったので、みんなが飲んでいるのに僕だけ飲まないのは場を盛り下げる行為だと変な思い違いをしていた。
その所為で、飲み会で一番早い人と競って飲んだり、馬鹿なことをして他人の残りの酒を貰って飲んだりしていた。
もちろん。チェーン店の居酒屋の酒は確かにアルコール度数が低いとはいえ、僕は酒が弱いので上記のペースで飲むと一時間と経たず限界を越える。早いと30分持たない。
もちろん、トイレに駆け込み、そして吐く。
しかし、みんなにそのことが知れると、やはり多少なりともテンションが下がる。
なので、吐いたら口を濯ぎ、顔を洗い、店員さんからタオルと水を貰い。次吐く時に少しでも楽なようにと胃に水を入れる等の努力を怠ったことはない。

その後、上記のような事を何度もやっていたので、酒に酔うという事に慣れていた時が会った。
酔っ払うと言う体の変化になれ、ある一定の量まで素の状態と変わらずに行動が出来る。この、ある一定の量が大幅に増量した。
僕の場合では、気を抜かなければ2〜3度吐いてもたいして問題がない体質になった。
しかし、その体質のせいで飲み会が終る頃になると、吐いたり潰れたりしてる奴の面倒をみないといけない事になる。
こちらは、もう数度も吐いている状態で、なおかつ酒で気持ちよく寝ている奴らよりハッキリいってかなりテンパっている。もちろん、ちゃんと物は考えられるし体も少々鈍くはなっているが動かせる。
でも、感情の起伏は激しい。それに、すこしでも気を抜くとすぐ千鳥足になる。気を抜かなければ問題はないが、辛いのに変わりは無い。

その頃は飲み会とは、そう言うものだと思っていた。

しかし、現在では上のようなは殆ど無くなった。
みんな大人になったのだ。
それに、一度の飲み会に平均2〜3度吐いていた所為でアルコールが体内に回ると、お酒が美味くなくなると言う弊害をもたらした。

特に、アルコールが回った状態で、癖のある酒を飲むと、酒の悪い所だけが強く感じる。
例えば、日本酒なら、甘いものは甘味が人工的な甘味に変わり、辛口ならアルコールの味しかしなくなる。ビールなら、苦味だけが増大するし、ウイスキー他など飲んだ時のアルコールの味と胃から戻って来る臭いが増大すると言う具合だ。

もしかすると、ただ苦手意識がついただけでそう思っているだけかもしれないが、どうにもこうにも克服できない。
ただ、その代わりに、少量の酒で寝られるようになったのが徳と言えば特かもしれない。


まあ、お酒については色々な失敗談がある。
お酒は楽しいものでもあるし、怖いものでもあることは十分知っている。
お酒を飲むとケンカっ早い奴もいて、何度も巻き込まれそうになったりした。その度に相手のまだ酔っていなさそうな人に謝ったりして仲裁してもらったり、最悪その場からそいつも含めてトンズラしたりした。
飲酒運転に乗っけて貰ったりもした。飲んでいるとスピード感覚が馬鹿になるからヤバイ。普通に何でもない道もあっちフラフラこっちへフラフラしてたから運が悪ければ今ごろ死んでたかもしれない。なので、酒による恐怖は知っているつもりだ。

まあ、何だかんだ言っても、お酒は楽しいのが一番だ!
面倒になったのでとりあえず纏めた。

真面目ぶって書いてたらめちゃくちゃ疲れた。
しかも、長い上に面白く無いときてる。
なんだか、気分が落ち込んできた。
という事で家に帰る。

じゃ!