発見。

最近気がついたのだけど、僕はどうやら見上げるのが好きなようだ。

出勤の時も退社のときも決まって上を向いて、空を眺めてビルを眺めて家と会社を往復している。

そんなことを、学生時代からもう何年もしてる気がする。


しかもその行動は、決まって一人のときだけで、人と一緒にいる時は見上げていない。


見上げると必然的に空やビルを見てしまう。
それらを観察することは、面白いとはけして言えないけれど、非常に飽きの来にくい行動だと思った。


空は、変化しやすく見るたび見るたび表情を変えていく。だからといって、僕は毎日毎日の空模様なんてちっとも覚えていないのは確かだ。

でも、お月様は毎日のごとく見ているので場所、色、形の変化に気がつく。


今日なんかは、雨が降っているので靄のようなものが見渡す風景にうっすら広がっている。

いつもなら見えるはずのビルが見えなくなっていたり、影だけになっていたりする。
暗くなると、尚更良い。

ずいぶん前だけど、蒸気探偵とかいう煙で覆われた街のアニメがあった気がするけど、一度あんな所にってみたいな。


あとビルだけど、あれはいつ見ても不思議に思う。
3階建、4階建のビルをみても何ともおもわないんだけど、それ以上高い建物を見ると違和感を感じる。
そこにある存在が非常に現実離れしているように、周りの風景から浮いている様にみえる。

違和感の中で一番近いのが、3D写真をみているようなそんな感じ。
遠くになればなるほど、その違和感は小さくなる。逆に近くなればなるほど増大する。
だからつい眺めてしまう。
今思うと、かなり前の話だけど、サンシャイン60を真下から見上げてたことがあったな。
確か、30分も40分も眺めていた。


毎日見ているのに飽きない。
面白い訳ではないのに飽きない。

僕の内面の話だけど、面白い発見をした。


…だけど、すごく眠い。